会社を経営していく中で納税や賞与、設備投資など大きな資金が必要になる時期があり、ほとんどの場合は銀行や信用金庫といった金融機関から借り入れることで資金を調達します。
そういった借入金は資金繰りにも関係しており、しっかり管理しておかないと資金繰りを悪化させてしまう可能性があります。
ここでは借入金管理の方法と資金繰りとの関係性についてご紹介します。
借入金管理の方法について
金融機関から融資を受けた場合は借入金の返済額や返済期限、残高などを把握し滞りなく返済するためにしっかり管理しておく必要があります。
手軽な方法としては手書きの帳簿やエクセルを活用するといったものがありますが、書き間違いや入力ミスなどの心配がありますし法改正があった場合も対応が大変です。
最近では借入金管理システムを導入している会社も多く、借入金の情報をデータベース化して一元管理することができます。
また作業時間の短縮や入力ミスの軽減、法改正や内部統制に対応可能など多くのメリットがあります。
作業効率がアップする点や過去の借入金データを確認しやすい点などからも借入金管理システムはおすすめです。
借入金管理と資金繰りとの関係性について
借入金の有無と資金繰りは密接に関係しており、返済状況や残高をしっかり把握しておかなければ返済が滞ってしまう恐れがあります。
返済期限を守れないことで金融機関からの信用を失い融資を受けられなくなる可能性があり、そうなると資金が回らなくなるだけでなく最悪の場合は廃業・倒産という事態になってしまいます。
そうならないためにも借入金の管理は大変重要であり、滞りなく返済することが資金繰りの悪化を防ぐことにもつながるのです。
資金が足りないときは借り入れることも必要ですが、返済計画をきっちり立て資金繰りも考慮した上で融資を受けることが大切です。