手形の受け取り方とは?
企業同士で手形を用いて取引を交わすこともあると思います。
その際に大事なポイントとなるのが、手形の受け取り方です。
ただ、受け取るだけで良いのでは?と思う方も多いかもしれませんが、実はそうではないのですね。
手形はいわば現金と同じ働きを後にするものなので、受け取り方には注意を払う必要があるのです。
では、手形を受け取る際にはどのようにすれば良いのでしょうか?
まず、手形と引き換えに先方に領収書を渡します。
この時に印紙と割印を忘れないようにしましょう。
企業によっては、手形を受け取った証として、所定の書類に捺印を求めるところもあるので、その際は認印を押すようにしましょう。
手形には額面金額や現金化される日付、つまり期日が書いてあると思うので、それをきちんと理解しておくことが必要となります。
受け取る際に注意しておくこと
まさに手形は現金と同じということは、みなさんご存知の通りだと思いますが、つまりは紛失しないように気をつけることが必要となります。
ただの紙だからと言って、どこかにしまいこんでしまったり、盗難の可能性もあるので、十分に注意しましょう。
特に手形に関しては100万円単位であることもあるので、取り扱いには十分に気をつける必要があります。
そして上に書いたように、記載内容の確認は必ずするようにしてください。
特に小切手と手形は似ているようですが、全く違うものなので、自分が受け取ったものがどちらなのか、把握しておきましょう。
小切手なら今すぐにでも現金化できますが、手形であれば、期日が来るまでは現金化することができません。
そして、社名、金額、日付など内容が間違っていないかぬかりなくチェックするようにしましょう。
特によくあるミスが、押印忘れや日付の年が違っていたり、6月31日のような架空
の日が書いてあったりといったものです。
もしこれらのミスに気付いたら、発行元に言ってすぐに差し替えてもらうようにしてくださいね。