手形割引の金利というのはどのようになっているのでしょうか。
その前に、金利と利息というのはどのような違いがあるのかをご存知でしょうか。
一般的に金利というのはマーケットにおいて具体的に成立されている使用料になりますし、手数料も含まれています。
利息というのは、抽象的な観念であって金銭に対して一定の利率で支払われています。
法律用語としては利息、預貯金においては銀行なら利息、郵貯では利子などと少しずつ呼び方が変わります。
表面金利と実質金利
通常、借金をした場合には利息を支払いますが、手形割引の場合には割り引く時の費用が支払い金利になります。
手形割引に対しての支払金利というのは、表面金利と実質金利とに分類することができます。
表面金利は手形割引率そのもののことです。
実質金利は手形を割引した時に受け取る金額から逆算をした金利です。
手取金額というのは手形額面金額から割引料、経費といったものを差し引いて計算されることになります。
手形割引を依頼するのであれば表面金利はもちろん、実質金利というものも重要なポイントになります。
実質金利と表面金利との違いは手形割引にかかる費用の違いになります。
こういった複雑な点もありますので、やはり手形割引というのは専門業者に依頼するというのが良いかもしれません。
金利の計算方法
金利の計算というのは、年率10%の金利なのですが、実はそんなに単純ではありません。
通常であれば、手形の支払い期日が365日先の場合には、100万円の手形なら10万円になります。
つまり受け取る金額は90万円となるのです。
ただし、90万円の受取り金額から1年後にかかる利息について計算すると割り切れない数字になります。
そういったことから、金利の計算は非常に細かく計算をしなければならないので、やはり専門業者に依頼するのが良いかもしれません。
また、専門業者であれば、手形割引をスムーズに行ってくれます。
そして手形割引を非常に短い時間で終わらせることができます。
自分で手形割引を行うという方は少ないと思いますが、分からないことが多ければプロに依頼してみてください。