会社を経営していくうえで必要になる運転資金。
実際に、資金調達をすることでしょう。
運転資金にもいろいろありますが、資金操りに困っている場合は、経済運転資金になります。
売上資金より仕入資金が上回ってしまい、赤字の状態になると経営が厳しくなるものです。
そのため、ギャップを埋めるために充てて対応するのが基本。
ここでは、経済運転資金について解説していきます。これから必要になる可能性がある場合は、参考にしてみてください。
経常運転資金の計算式
経済運転資金を充てて赤字の状態を改善していくわけですが、実際にどのぐらいの金額になるのか分からない人も多いのではないでしょうか。
(売掛金+受取手形+棚卸資産)/(買掛金+支払手形)と計算式が定められていて、算出された金額を調達することができます。
立て替えている金額という考え方により、この計算式となっているため、商売上の裏付けがしやすいのです。
銀行側も貸付する説明がしやすくなります。
要注意先になると資金調達できないことも
経済運転資金は、商業手形割引による貸付を行うことが多いです。
そのため、企業が倒産してしまうと回収が難しくなってしまいます。
債務超過になっている、経常赤字になっているなどの兆候があると要注意先に挙げられてしまうのです。
最悪の場合、経済運転資金として資金調達をすることができなくなる可能性も。
事前に会社の経営状態などを把握して、資金調達することができるのかどうか確認しておくようにしましょう。
担保や返済の要求をされないように注意
経済運転資金は、商業手形割引による貸付がするので、回収できないリスクがあります。
そのため、危機感を感じたときに担保や返済を要求してくることも。
銀行と揉めて関係性が崩れてしまうと、金銭取引ができなくなってしまう可能性も考えられます。
要求されないように注意することが大切です。
今後の会社経営を見据えた行動を取るよう意識しましょう。