会社の売上である売掛金は手形や小切手など現金でない方法で受け取った場合、現金化出来ないケースがあります。
売上を現金で回収できなければ資金繰りはプラスにならず、経営は苦しくなってしまいますので確実に回収することが重要です。
ここでは資金繰りと売掛金の関係性や売掛金を確実に回収するためのコツについてご紹介します。
売掛金と資金繰りとの関係性について
売掛金を回収出来ないと現金が入ってきませんのでいくら売上が延びていたとしても資金繰りは悪化してしまいます。
そのため売掛金を確実に回収することが資金繰りを良くすることにつながりますので、売掛金の発生・回収状況を得意先別に把握しておくことが大切です。
また一つの得意先に売上が集中していると売掛金が回収出来ないことで一気に資金繰りが悪化する可能性がありますので、得意先は多い方が良いでしょう。
売掛金を確実に回収するためには?
売掛金は得意先によって現金や手形、小切手など様々な方法で回収されます。
現金支払いの場合はその場で売上として計上することができますが、手形や小切手の場合は現金化出来ないと売掛金を回収出来たことにはなりません。
売掛金を確実に回収するためには得意先の経営状況を把握し不渡りにならないように注意して出来るだけ早く現金化するようにしましょう。
特別な理由で支払いが遅れている場合やただ単に忘れていた場合など売掛金の支払期限を過ぎる理由は得意先によって様々ですが、時間が経てば経つほど回収出来なくなる傾向にありますので、早めに督促することをおすすめします。
またすでに入金があるにも関わらず売掛金を督促してしまうと信用問題に関わりますので、督促する前には必ず入金の有無を確認することを忘れてはいけません。
売掛金を滞りなく回収出来ることで資金繰りが良くなり黒字経営へとつながりますので、現金で確実に回収できるようしっかり対策することが大切です。